2016 V・ファーレン長崎選手採点記録 前半

2016年のV・ファーレン長崎は、15位というJ2昇格後の最低順位となりました。
私個人にとっては、はじめて全試合試合をチェックしたシーズンとなり、チームや選手への思い入れに関しては一番強いものになったシーズンだと思います。
また、今シーズンの開幕から試合を見た後に選手の採点をつけてきました。ホームはスタジアムで観戦したとき、アウェイはスカパーで見た後に記録するというスタイルで選手採点をしていたため、全試合見ることになったのかもしれませんが…

せっかく一年間通して採点を記録してきたので、そのまとめをここに書き残しておくことにします。
採点というものをはじめてやったので、点数の付け方にブレなどもあったりしたかなぁとも思うのですが、その点についてはご了承ください…

前置きはこれくらいにしておいて、ここから選手の採点記録のまとめを書いていきましょうか。
まずは背番号順に一人ひとりの選手の採点記録を書いていって、最後にランキングを載せようと思います。

書いていると長くなってしまったため、前半と後半に分けて記事にしています。
前半は背番号1番の大久保選手から15番の岸田選手までです。

※ 選手の名前は○○選手とは書かずに、省略して書いています。リーグ戦に出場していない選手は載せていません。記録は全て長崎に所属しているときだけのものです。

#1 大久保 択生

採点：5.83

今シーズンは試合中での負傷での交代以外はフルで出場していた大久保。チームの守護神としてスーパーセーブでピンチを救ってくれる場面もありましたが、このシーン止められたんじゃない!?というようなシーンもあったため、絶大な信頼を置けるGKとまでは言えませんでした。
今年は守備が悪く失点が多くて、J2最小失点を掲げていましたのが少し心苦しかったですね…
パントキックの精度は高くなってきているので、これをもっと攻撃に生かせるといいかなぁ。

#2 坂井 達弥

採点：5.64

今シーズン夏に加入し、守備のテコ入れを期待してのコトだったと思うのですが、期待にそぐわぬ結果に終わりました…
終盤にはメンバーからも外れてましたし、試合でのパフォーマンスから見ても致し方ないかと思います。左足のフィードの精度も期待したほどではなかったですし、ファウルが多かったのも気になりました。

#3 趙 民宇

採点：5.88

今シーズン、DFの中では一番安定度が高かったと感じるのがミヌ。守備も相手をしっかりとつぶすことができ、タイミングよい攻撃参加や質を見てもオールマイティーで、1年通してスタメンで活躍が見たかった選手。今年は左で使われることもありましたが、右のほうが活き活きとしていてやりやすい様な気がします。

#4 髙杉 亮太

採点：5.72

今年は3CBのセンターを務めることが多く、左サイドに居たときのような持ち味の攻撃参加を生かすことができない上に、守備も失点が多くボロボロと、髙杉の実力からすると低パフォーマンスだったシーズンだと思います。髙杉はガンガン攻撃参加するのが私は魅力的だと感じますし、そのほうが相手も脅威だと思うので、来シーズンはこれまでの従来通りのポジションで起用してほしいです。

#5 田上 大地

採点：5.63

ルーキーイヤーながらも序盤はスタメンで出場していましたが、後半はパタリと姿を見る機会がなくなりました。守備では良さを見せることがあったものの、足元の技術はおぼつかないところがあり、攻撃面においてはイマイチかなぁというのが印象でした。フィジカルもあり、気迫あるプレーをみせてくれるので、今後もっとやってくれる選手になれると期待しています。

#6 前田 悠佑

採点：5.73

開幕はベンチだったものの、新加入選手の不振によりレギュラーの座をゲットし、ボランチ、センターハーフ、センターバックとマルチに活躍する器用な便利屋。終盤はフリーキッカーとしても起用されるなど、頼れる存在です。こう言っては失礼かもしれませんが、前田がスタメンで出ているようでは長崎の調子が良くないんだなぁという認識を私はしていて、前田をベンチに置いておくぐらいでないと長崎が上位に行くのは難しいのでは?という気がしています。前田には最後のシメとしてサブに置いておきたい。

#7 李 栄直

採点：5.60

去年の活躍で既にポテンシャルの高さは見せてくれていたので、2年目となる今年も期待していたのですが、出場してもイマイチな内容が多かったように感じます。高さ、フィジカルもあって、あのパンチ力あるキックを見ると期待せずにはいられないので、今年の成績がこれでは物足りない…ゴールもとれる選手なので、攻撃力ももっと活かしてほしいですね。

#8 木村 裕

採点：5.68

なかなか出番に恵まれなかったものの、天皇杯での活躍でスタメン奪取に成功。試合中、随所にみられる技術の高さからすると、もっと点とれてもおかしくない選手だよなぁ～と感じるのですが、リーグ戦ではなかなか結果を残すことができず、信頼を勝ち取るまではいかなかったか…
それでも使ってみたくなる、期待したくなる選手だなとは私も感じます。

#9 永井 龍

採点：5.99

ゴールという結果で信頼とエースの座を勝ち取ったストライカー。強引なくらいのドリブル、突破力で、永井一人で点をとってしまうくらいの高い個人能力をみせゴールを量産し、本当に助けてもらいました。それでいて、前からのプレスも怠らないのですから頭が上がりません…
周りのサポートがあれば、もっと点をとれてたんじゃないかと思うだけに、17ゴールでもまだ物足りないくらいです。後半はマークが厳しくなって得点ペースも落ちたので、周りをどう活かしていくかも今後の鍵になりそうです…

#10 養父 雄仁

採点：5.77

今年いなくなった黒木の代わりと言っては失礼ですが、後ろからのゲームメイクの部分で期待していた選手だっただけに不発に終わったのが痛かったですねぇ…パス精度やセンスの高さはもちろんあるんですけど、その前提に長崎は走れないといけないので、そこを満たす選手じゃないといけないというのが補強をする際にもネックになってきますよね…
セットプレーも蹴れる選手ですので、一つ前にあげて2列目で起用するとか、もっとうまい活かし方もあったような気がするんですが、いかがでしょうか…

#11 神崎 大輔

採点：5.64

テクニックある選手で本来はサイド向けではなさそうですが、長崎のフォーメーションだとサイドが主戦場であった神崎。フィジカルやスタミナに難ありなため、運動量が多いサイドで使われていたのもどうかとは思っていたのですが、今年で契約満了で退団となりました。長崎をずっと支えてきた選手だっただけに残念ではありますが、来年から違うユニフォームを着て、どのポジションでどんなプレー、一面を見せるのか楽しみでもあります。

#13 パク ヒョンジン

採点：5.81

左足のキックの精度に定評があるということでしたが、あまり得点シーンの演出はしてくれず期待通りにはいきませんでした…それでもチームのために惜しまずプレーしてくれる選手ですし、左サイドとして役割は果たしてくれていたと思います。これでセットプレーからチャンスやゴールがもっと増えると、さらに信頼される選手になるでしょうね。

#14 田中 輝希

採点：5.81

ゴールゲッターというよりは、下がってボールを引いて受けるのが好きそうなので、FWよりは1.5列目、2列目が似合う選手。田中輝希ももっと長い時間見てみたかった選手ですね。他の前線の選手にはないプレースタイルを持っている選手なので、もっと有効活用したいところ。

#15 岸田 翔平

採点：5.75

今年1年間通してサイドで活躍し、労を惜しまない運動量の豊富さで攻守に貢献。サイドに岸田がいてくれると守備でも安心感がありますね。欲を言えばひとつひとつのプレー、クロスやパス、ドリブルなどの質の向上が求められますかね。サイドは長崎にとって重要なポジションなので、長崎のサッカーを理解していて上下できる運動量のある岸田の存在は心強いです。