2016年9月3日(土曜日)に行われた、2016年天皇杯2回戦V・ファーレン長崎対横浜FCの試合を観戦してきました。
水曜日にも試合があるので、今日も1回戦と同様のメンバーで臨むかと思いましたが、ほぼフルメンバーで来ましたね。
それゆえに延長120分を戦い、敗れたのは悔しいとともに痛い負けとなりました…
試合結果
長崎 | VS | 横浜FC |
---|---|---|
1 | - | 2 |
0 | 前半 | 1 |
1 | 後半 | 0 |
0 | 延前 | 0 |
0 | 延後 | 1 |
チーム | FK | CK | PK | シュート | 警告 |
---|---|---|---|---|---|
長崎 | 17 | 5 | 1 | 1 | 2 |
横浜FC | 19 | 8 | 1 | 17 | 3 |
スタジアム | 入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
トラスタ | 1,483人 | 曇り | 26.2度 | 79% | 山岡 良介 | 竹田 明弘 | 鈴木 規志 | 坂本 宗杜 |
天皇杯2回戦横浜FC戦のメンバーと採点
Pos | No. | 選手名 | 備考 | 採点 |
---|---|---|---|---|
GK | 1 | 大久保 択生 | 6.0 | |
DF | 2 | 坂井 達弥 | Yellow延前13分 | 5.5 |
DF | 4 | 髙杉 亮太 | 6.0 | |
DF | 3 | 趙 民宇 | Yellow前半13分 | 5.5 |
MF | 16 | 田中 裕人 | Out後半0分 | 6.0 |
MF | 22 | 宮本 航汰 | 5.0 | |
MF | 13 | パク ヒョンジン | 6.5 | |
MF | 26 | 碓井 鉄平 | Out後半23分 | 5.5 |
MF | 23 | 梶川 諒太 | 6.5 | |
MF | 33 | 白 星東 | Out後半32分 | 6.0 |
FW | 8 | 木村 裕 | Goal後半44分 | 6.0 |
Pos | No. | 選手名 | 備考 | 採点 |
---|---|---|---|---|
GK | 31 | 三浦 雄也 | ||
DF | 27 | 村上 佑介 | ||
MF | 6 | 前田 悠佑 | ||
MF | 7 | 李 栄直 | ||
MF | 15 | 岸田 翔平 | In後半0分 | 6.0 |
MF | 20 | 中村 慶太 | In後半23分 | 5.5 |
FW | 18 | 佐藤 洸一 | In後半32分 | 6.0 |
フォーメーション
試合の感想
試合には惜しくも敗れはしましたが、選手・サポーター共に熱く気持ちのこもったプレーで行って見る価値のある試合だったと思います。
トーナメントならではの負けたら終わりの試合、そして延長戦ということで、観客数こそ少なかったものの盛り上がりはJ2の試合のときにも負けずとも劣らないくらいの熱いものがありました。
梶川のあの運動量には舌を巻きますね。延長に入っても相手DFに全力でプレッシャーを掛けにいくんですから…
最後には足をつったのか、痛めていましたけど大丈夫かなぁ。
審判にゆさぶられるも、最後に決まるのはチームの力
お互い90分での得点はPKだったわけですが、どちらもPKと取っても取らなくても…というようなプレーに私には見えました…
長崎のPKは、それ以前のジャッジの判定の流れを含めての警告という感じで、まるで帳尻合わせのように思えるPKでした。
もし、このまま0-1で負けていたら、この前の日本代表戦でのカタールの審判のようにボロクソに叩かれて、審判のせいで負けたということになったかもしれません。
しかし、試合を決めたのは延長後半に入って、流れの中から横浜FCが決めたゴールでした。
長崎の選手も最後のシーンでは足が完全に止まっていて、相手に詰め寄ることができませんでしたし、この試合は長崎の完全な敗北と言えるでしょう。
横浜FCのイバは良い選手ですね。体が大きいだけでなく、自ら動き出してDFのマークを外して裏へ抜け出すなど、長崎のDFはてこずっていたように感じます。もちろん競り合いにも強いですしね。
途中出場した大久保も含めて、こういう高さも強さもある選手が長崎のFWに向いてると思うんですけどね。かつていた水永みたいに…
あと決勝点をうばった野村もテクニックがあって、うまい選手だと感じました。
長崎の得点力不足は解決されていない?
今年の長崎は得点を多く取っていて、長年の課題であった得点力不足は解消されたかに思われましたが、ここ数試合の長崎を見ていると得点力不足の課題は解決されていないようです…
得点力不足が解消されたように見えたのは、永井一人が点を量産していたからであると予想しています。
永井の決定力と個の打開の力のおかげで点が取れていましたが、永井が相手にブロックされるようになると、とたんに長崎の攻撃は行き詰ってしまいます…
今日の試合でも、サイドにボールを揺さぶって相手DFを崩そうと試みましたが、最後のパスの精度の悪さが響き、チャンスをつくりながらも得点には至りませんでした。
現状の長崎の力では、連携して相手守備陣を崩すことができないため、得点を奪うためには個の力に頼る部分が大きいです。
そのためにも、新加入のソンドンや中村のドリブルでの突破などに期待がかかります。
もう一つの得点力不足解消のカギは運動量にあるかもしれません。
昔の長崎の代名詞といえば運動量が挙げられましたが、今はどのチームにも運動量は求められていますからね。今年の長崎の選手たちも運動量多くプレーしていますが、さらに相手を上回る運動量を選手には求めたいですね。
選手が走ってサポートすることで、一人ひとりの負担も減りますし突破できるチャンスにも繋がると思います。
失点数の多さは解消されつつあるので、今度は得点パターンの増加にも期待したいですね。
最後に
試合の感想からだんだんと話が逸れていってしまいましたが、できれば勝ち上がってJ1のクラブと戦うところを見てみたかったですね。
名古屋がJ3のパルセイロに敗れてますから、勝ち進んでたらチャンスも広がっていたと思うので残念です。
それにパルセイロとの勝負も見たかったですしね。
次は水曜に試合がありますが、この120分を戦ったメンバーのコンディションがどうなるか気になるところです。