前回のJ1順位予想に続いて、今回はJ2の自動昇格、プレーオフ進出チームを予想してみました。
毎年、J2のプレーオフ進出争いも激しい争いが展開されるので、見ていて面白いですよね。
2016年自動昇格・プレーオフ進出チーム予想
順位 | チーム名 | 昨年順位 |
---|---|---|
1 | セレッソ大阪 | 4 |
2 | 京都サンガF.C. | 17 |
3 | ジェフユナイテッド千葉 | 9 |
4 | 清水エスパルス | J1・17 |
5 | ギラヴァンツ北九州 | 7 |
6 | 松本山雅FC | J1・16 |
7 | ファジアーノ岡山 | 11 |
8 | 東京ヴェルディ | 8 |
9 | V・ファーレン長崎 | 6 |
10 | モンテディオ山形 | J1・18 |
11 | コンサドーレ札幌 | 10 |
※ J1自動昇格は上位2チーム、プレーオフ進出チームは3位~6位までのチーム。
6位までのチームだけでなく、プレーオフ争いに絡みそうなチームまでの順位をつけてみました。
戦力はセレッソ大阪が頭ひとつ抜けているか
今年のJ2優勝はセレッソ大阪を予想してみました。去年も私はセレッソを優勝予想としていたんですけど、見事に裏切られましたね…
でも、今年は大宮、磐田がいた去年ほどの昇格へのハードルは高くないと思うし、昨年4位とJ1昇格チームを除けば最上位なのでさすがに昇格できるだろうと思います。
もうひとつの筆頭候補は清水だと思うのですが、去年の成績を見てると立て直すのはなかなか難しいだろうなというのが印象。
大前、チョンテセの2トップはJ2上位レベルだと思いますが、守備陣のもろさが気になります。
読めないのが大量補強を行った千葉、京都、長崎あたりでしょうか。
特に千葉、京都は去年とは別のチームと見たほうがいいかもしれません。
どちらのチームも大型補強を行い、選手のレベルだけ見るとJ1昇格を狙える力が備わっています。
あとは監督がどれくらい手腕を発揮できるかといったところでしょうか。
各チームについてのコメントとキーマンを予想
上位に予想したチームについてのコメントと、そのチームの鍵となりそうな選手を選んでみました。
セレッソ大阪
去年はまさかの4位に終わり、プレーオフでの昇格も逃してしまったセレッソ。
今年も、欧州から帰ってきた柿谷や丸岡、杉本、山村、昨年ブレイクの清原に新外国人選手と補強を行い、昇格への準備は万端。
楽に勝ち抜くためには新外国人選手の出来次第だが、玉田や関口など去年の主軸も控えているので磐石の構えで望みます。
あとは柿谷をどう活かせるか。柿谷はテクニックはあるが、活かす側の選手が大事になってくると思うので、柿谷が活躍していた時に共にプレーしていて、パスフィードに定評のある扇原をキーマンにしたいと思います。
キーマン:扇原貴宏
京都サンガF.C.
去年はまさかの順位に沈んだ京都でしたが、今年は大量補強を行い自動昇格圏内も狙える布陣が整いました。
前線には、長崎から去年韓国代表にも選ばれたイ・ヨンジェが加入。長崎では守備にも体力を使い、攻撃でも孤軍奮闘の状態でゴール数は少なかったですが、チームを移ったことでよりゴールを奪うことができるか。
大量補強のなかで目立つのが守備陣の強化。
GKには長年レイソルを支えた菅野が加入。DFラインには名古屋から牟田、本多を獲得し充実のラインナップとなりました。
また、エスクデロの加入の噂もあり、もし実現すれば強力な3トップが形成されます。
キーマンには重戦車のような突破力が持ち味のイ・ヨンジェを選択。
キーマン:イ・ヨンジェ
ジェフユナイテッド千葉
まるで別のチームに生まれ変わったかのような今季のジェフ。
大量の選手の入れ替わりが吉と出るか、凶と出るか…
個々のタレントだけ見ると、充分J2優勝も狙えるメンバーは揃っているので、それを関塚監督がどう調理して仕上げるかでしょうか。
長澤やアランダなど注目の選手は数多いが、J2の松本時代に活躍した経験もある船山に期待したいということで、キーマンは船山に。
キーマン:船山貴之
清水エスパルス
昨年は守備が大崩壊し、散々な結果となった清水。
今年の目標は1年でJ1に戻ることだろうが、まずはチームを立て直すことが大事となるでしょう。
そのチームの立て直しに期待がかかるのが「昇格請負人」の異名を持つ小林監督。
去年の戦力がほぼ残留したのは良い点だが、ピーター・ウタカがいなくなったのが懸念材料。
角田、川口、西部と補強した守備陣が、どれだけ貢献できるかも重要になってくる。
キーマンは初めてのJ2で、J2のサッカーにどれだけ対応できるかに注目ということで大前にしました。
キーマン:大前元紀
ギラヴァンツ北九州
来年完成する新スタジアムもあり、J1昇格への意欲も高まるであろう北九州。
新加入に鹿島から地元出身の本山、長崎から花井、刀根、石神、さらに池元が復帰と、充実の品揃え。
私が気になるのは、長崎から加入の3選手。昨年長崎から加入した小松が18ゴールと大活躍したこともあり、長崎では後半出番のなかった花井も、この北九州で花開く可能性もあるかもしれません。
本山にはチームの精神的支柱としても期待したいですね。
キーマンには、北九州の攻撃のタクトを振る風間宏希にしてみました。
キーマン:風間宏希
松本山雅FC
わずか1年でのJ2降格と悔しい結果になってしまった松本。
主力選手が複数引き抜かれてしまいましたが、オビナや田中隼磨がいるのは安心。
新戦力にも宮阪や武井と、渋い補強を行ってきました。
豊富な運動量と熱いサポーターの声援を武器に、再びJ1の舞台へ戻れるか注目です。
キーマンには、J2だと無双しそうなオビナ。
キーマン:オビナ
ファジアーノ岡山
去年は岩政、加地の加入で期待していた岡山でしたが、11位という順位で終わってしまいました。
岩政を中心としていた守備は安定していましたが、得点の少なさが課題でした。
今季はG大阪から赤嶺や、レンタルでU-23でも活躍した豊川が加入したことで攻撃力アップなるか。
キーマンは、ガンバではなかなか活躍できませんでしたが、復活してほしい赤嶺をチョイス。
キーマン:赤嶺真吾
東京ヴェルディ
U-23代表の三竿やGKの佐藤が抜けてしまったが、冨樫監督が育ててきた若手のさらなる活躍に期待がかかります。
去年は一時期3位になるなど、面白いサッカーをしていたので今季はさらに注目してみてみたいですね。
個人的にはブルーノ・コウチーニョが好きだったんですけど、いなくなったのは残念…
キーマンは、個人的に期待しているもうひとりのブラジル人選手アラン・ピニェイロで。
キーマン:アラン・ピニェイロ
V・ファーレン長崎
昨年はリーグ最小失点タイを記録した守備が持ち味だった長崎。一方、攻撃は相変わらずの得点力不足で悩まされました。
今シーズンもイ・ヨンジェ、黒木、古部とチームの中心人物が抜け、もはや毎年の恒例行事のように…
しかし、その分空いたポジションに選手を大量補強し、梶川やチョ・ミヌの完全移籍など嬉しいニュースもあります。
前線では新戦力の永井や田中、ロドリゴがどれだけ活躍できるかが大重要。一番の願いは、佐藤が再び二桁ゴールをとる活躍をしてくれることかもしれませんが…
中盤は、ボランチの田中と養父がどうゲームを安定させることができるか、サイドではパク・ヒョンジンの活躍に期待がかかります。
守備には上本が加入したことでさらに重厚になった気もしますが、長崎はチーム全体での守備が不可欠なので、メンバーが変わったことで悪影響が出ないかが心配ですね。
キーマンは、昨年課題だったサイドからのクロスの質の改善を願ってパク・ヒョンジンを選びました。
キーマン:パク・ヒョンジン
その他気になるチーム
上記に挙げたチーム以外でプレーオフに絡んできそうなチームは、J2に降格した山形、昨年5位になった愛媛、札幌あたりでしょうか。
山形はディエゴやディエゴ・ローザ、愛媛は阪野に瀬沼、札幌だと新外国人トリオに都倉や小野など、攻撃陣が活躍すると面白くなりそう。
毎年波乱が起きるJ2
1年間長いシーズンを戦い抜くJ2リーグ。昨年はセレッソや京都などがまさかの順位に沈んだり、福岡が後半怒涛の快進撃をみせるなど、毎年予測できない展開が巻き起こります。
今年はいったいどんなサプライズが待ち受けているのか、それとも順当に行くのか。
J3からはレノファ山口、町田ゼルビアが昇格してきて、去年の金沢のような活躍をみせられるかなどにも注目が集まります。
個人的にはもちろん長崎を応援しますよ。順位予想は9位と厳しめの予想にしましたが、もちろん上位に進出することを願っています。
できれば、ホームゲーム全ての試合を見に行けたらいいなぁと思っています。
※追記(2016年9月時点のコメント)読んでみたら、首位をぶっちぎっているコンサドーレを11位に予想している…(汗)そして、下位争いに巻き込まれているギラヴァンツ北九州を5位予想…
いやぁ、ほんとにJ2って何が起こるか分からないですよね(笑)