V・ファーレン長崎 2016J2第27節ロアッソ熊本戦の採点

2016年8月7日(日曜日)に行われた、J2第27節ロアッソ熊本戦の選手採点です。
試合は2-1で長崎の勝利。苦手としていた熊本相手に勝利したのは大きいですね。

試合結果

熊本 VS 長崎
1 2
0 前半 0
1 後半 2
スタッツ
チーム シュート FK CK PK
熊本 8 10 3 0
長崎 12 13 3 0
試合環境
スタジアム 入場者数 天候 気温 湿度 主審 副審 副審
うまかな・よかなスタジアム 6,572人 31.2度 70% 山本 雄大 堀越 雅弘 村田 裕介

第27節ロアッソ熊本戦の選手採点

スタメン
Pos No. 選手名 備考 採点
GK 1 大久保 択生   6.0
DF 2 坂井 達弥   6.0
DF 4 髙杉 亮太   6.5
DF 27 村上 佑介 Out後半36分 6.5
MF 16 田中 裕人   6.5
MF 10 養父 雄仁 Out後半21分 6.5
MF 13 パク ヒョンジン   6.5
MF 15 岸田 翔平 Goal後半17分 6.5
MF 23 梶川 諒太   6.5
FW 18 佐藤 洸一 Out後半0分 5.5
FW 9 永井 龍 Goal後半45分
Yellow後半49分
6.5
サブメンバー
Pos No. 選手名 交代 採点
GK 31 三浦 雄也    
DF 3 趙 民宇    
MF 6 前田 悠佑    
MF 7 李 栄直 In後半36分 5.5
MF 20 中村 慶太    
MF 22 宮本 航汰 In後半21分 6.0
MF 33 白 星東 In後半0分 6.0

試合の感想

後半30分くらいまでは熊本相手に攻撃を何もさせず、今シーズンのベストゲームといっても良いくらいの出来ばえでした。
しかしその後は熊本に押され始め、長崎の選手も徐々にあたふたしだし、怪しい雰囲気に…
そこを終盤、永井が2点目となるダメ押しゴールを決め、これで試合は決まったかと思いましたが、終了間際に1点を返されたのはもったいなかったですね。

今日の試合はナイスゲームではあったのですが、最後の失点が腑に落ちず何だか微妙な感じになってしまいました…

佐藤を使うか、ソンドンを使うか…

今日の試合、前半は佐藤 洸一がスタメンでしたが、後半はソンドンと交代となりました。

佐藤 洸一は高さがあるのでロングボールの競り合いにも強いですし、ポストプレーやワンタッチでのパス、そして時々決めてくれるゴールとまずまずの活躍をしてくれるのですが、壊滅的なのが自分でボールを持ったときです。
佐藤にはスピードがありませんし自分で突破する力がないので、佐藤がボールを持ったときは攻撃が前に進みづらくなってしまうんですよね。

一方、後半から入ったソンドンは高さはありませんが、キレのあるドリブルで個人で突破する力を持っています。

ソンドンが交代で入ってから、長崎のサッカーにも変化がありました。
前半は、ロングボールを前線に放り込む回数が多かったのですが、後半になってからはグラウンダーのパスで崩すようになりました。
ロングボールが減った分、相手に不用意にボールを渡す機会が減ったように感じます。

長崎はボール回しの際、苦しくなったらとりあえず前に放り込んどけ、という傾向があるのですが、ソンドンが入ってからはしっかりとボールを繋いで運んでいこうという気配が見られましたし、梶川やソンドンが流動的に動いて、コンビネーションで崩すシーンが増えてきました。
これは長崎にとって良い傾向なのではないでしょうか。
これまでの長崎に主な攻撃は、サイドからの崩しが多かったので中央からも崩せるようになると、バリエーションも増えて攻撃の迫力がより増すはず。

この試合では、後半にソンドンが入って点が決まり試合が動いたのですが、決して佐藤の出来が悪かったという訳ではありません。
少なくとも佐藤のほうが高さもある分、守備での貢献度は高いと思います。

今後、高さを活かして佐藤を使うか、個人で突破できるソンドンを使うか、起用法が楽しみです。