2020年6月にマイナビブックスより出た「Webサイト高速化のための静的サイトジェネレーター 活用入門」を読んだので、思ったことなどを書いていきます。
とりあえずの感想
本の通り読み進めてコードを書いていけば、ちゃんとサイトは作ることができました。
環境設定とかでつまずいたらどうしようとか思ったのですが、完走できてホッとしています。
そして出来上がったサイトを見てみると表示が爆速。gatsby-imageによる画像の最適化。
これだけでもGatsbyJSでサイトをつくることによる恩恵を実感しました。
ただ、本に書いてあるコードを写経しただけなので、到底理解できたとは言えず。
序盤はなんとか付いて行けてましたが、後半の方は理解が追いついていかなかったかも。
まだ構造を理解しきれていないため、本と同じことはできてもカスタマイズするのは厳しそうです。
私はHTML&CSSでページはつくれる、JavaScriptは配列やループなど基本的なことはわかる、Reactはまったく触ったことがないというレベル。
ReactやJavaScript初心者レベルだと内容が難しいかもしれません。
いちばんのハードルは環境構築
プログラミングを学ぶ上でいちばん大変というか、最初の山場が開発環境を準備することだと思います。
プログラミングの本を読んでみても、環境設定でつまずいてしまうと先にも進めず立ち往生なんてことも。
その点において、エビスコムの本は易しいです。本とは別にセットアップPDFを用意してくれてるんですから。
PDFは特典扱いとなっていますが、ちゃんと見ないとつくれないので、読むのは必須レベル。単にページに収まり切れなかっただけと考えた方が良さそう。
これだけ環境の準備についてサポートされているにもかかわらず、結局手間取ってしまうんですがね……
私の環境はWindows 10。WSLを利用するのが良いということでUbuntuをインストールしたのですが、その使い方がまずわかりません。
そもそも黒い画面に抵抗ある私。どうやってコマンドをコピペすれば良いのかとか、WSLファイルの場所がわからない、特定のフォルダへどうやって移動すれば良いの?などなど…
その都度ネットで調べて解決することはできたのですが、無知の自分にはハードルの高さを感じました。
欲を言えば……
エビスコム本と言えばHTML&CSS、WordPressというイメージでしたが、ちょっと違った角度に手を出してきたというのは驚きでした。もちろん良い意味で。
たまにネット上でWordPressからGatsbyJSに移行しましたという記事を読んだりしていたので、静的サイトジェネレーターは以前から気になっていた題材。
ネット記事だと説明が端折ってたり正しいのか不安だったりもするので、書籍で解説してくれるのは非常にありがたいです。
ただ欲を言わせてもらうと、コンテンツの管理はContentfulやmicroCMSだけでなく、WordPressも取り上げてほしかったというのが正直なところ。
GatsbyJSだけでなくContentfulについても理解するのはキツいですし、WordPressのGutenbergの利便性を体験してしまうと今さらクラシックエディタみたいなので記事を書くのはちょっと……
それでもGatsbyJSで爆速サイトをつくってみたい意欲はあるので、チュートリアルなど読んで勉強しようかとは思います。
真に読みたいのは
エビスコムでJavaScriptを扱う書籍が出たのはうれしいのですが、個人的にいちばん読みたいのはJavaScriptレッスンブック。
そもそも自分にプログラミングが向いていないというのもありますが、なかなかコレだ!っていう本に出会えていないので、エビスコムが書いた初心者向けのJavaScript本がどうなるのか見たくなります。
これからのWebサイト制作
静的ページやコンテンツ量の少ないサイトはGatsbyでつくるのが良さそうと感じたので、WordPressと使い分けていきたいですね。
書籍の内容は一周しただけじゃ理解できなかったので、あと一、二週は読み倒したい。
やる気がでたらGatsbyJSやReactのチュートリアルも読んでみようと思います。