今回は、Webサイトの制作(HTMLやCSS・WordPress)の勉強をしたいけど、どんな本を選べばいいか分からないという人(初心者)に向けて書いていきたいと思います。
私はこれまで、主に独学でHTMLやCSSなどのWeb制作について勉強し、いろんな本を読んでみましたが、一番読みやすく理解しやすかったのはエビスコムの本でした。
そこで今回、私が伝えたいのはエビスコムの本を選んでおけば間違いないっ!ということです。
エビスコム本をオススメしたい訳
なぜ、私がエビスコム本をおすすめしたいかという訳をここで書いておきます。
- ステップバイステップで理解しやすい
- つくる楽しさを教えてくれた
ステップバイステップで理解しやすい
エビスコム本の特徴として、ステップバイステップ式で分かりやすく、理解しやすいというところがあります。
図とコード、説明がセットで細かく解説してくれているため、読みやすくてスラスラ~と進めていくことができます。
つくる面白さを教えてくれた
私はこのエビスコム本のおかげで、Webサイトをつくる面白さを教えてもらいました。
私が最初に勉強したときはエビスコムの本ではなかったのですが、もっとHTML・CSSについて勉強をしたいなぁと思っていたときに本屋さんで選んだのがエビスコムの本でした。
面白そうだなぁと思って手にとった本はHTML5&CSS3デザインブックだったのですが、この本に出会ってからWebサイトをつくる楽しさを感じられるようになったんですよね。
最初はただ本の通り、コードをそのまま写して打っていただけなのですが、サイトができていく過程を見るだけでもワクワク感があり、Webサイトの制作ってこんなに面白いものだったんだぁと思い、もっと早く勉強しておけばよかったと後悔すら感じましたね…
おすすめのエビスコムHTML/CSS本ロードマップ(2019年11月版)
ここからは学ぶ際におすすめしたいエビスコム本を紹介していきたいのですが、パッとみて分かりやすいようにまず表にして書いてみます。
せっかくなので、エビスコムのサイトにあるロードマップ風にしてみました(笑)
はじめは二冊のHTML5&CSS3レッスンブック
最初の一冊として「CSSグリッドで作るHTML5&CSS3レッスンブック」、「フレキシブルボックスで作るHTML5&CSS3レッスンブック」を紹介していますが、二冊セットで読むのがおすすめです。
現在の主流であるCSSグリッドレイアウト、フレキシブルボックスレイアウトでのページの作り方を学ぶことができます。
レイアウトの手法が違うだけで基本は同じなので、内容がカブっている部分もあるかと思いますが、それでも役立つはずです。
とりあえずはこの二冊を読むだけで十分かと思います。
次に読むとしたら
基本はレッスンブックだけで十分かと思いますが、よりCSSグリッドの作法やテクニックを学びたいのなら「CSSグリッドレイアウト デザインブック」がおすすめです。
CSSグリッドをつかっておしゃれなページを手軽に作ることができます。
HTML/CSSのリファレンス本、辞典的な役割として「HTML5&CSS3デザイン 現場の新標準ガイド」を手元に置いておくのも良いかもしれません。
HTML/CSSの理解をもっと深めたいというときにもおすすめです。
WordPressのテーマ作りを学びたいなら
これからWordPressのテーマ作りについて学びたいなら、Gutenberg(グーテンベルク)に対応した本を選びましょう。
白紙の状態からオリジナルのテーマ作りを学べる「WordPressレッスンブック 5.x対応版」、またはKindle本として電子書籍でリリースされている「グーテンベルク時代のWordPressノート テーマの作り方」シリーズがおすすめです。
これら本を読むことで新しいエディタGutenbergの可能性を体感することができるはずです。
- Gutenberg対応になって帰ってきた「WordPressレッスンブック 5.x対応版」
- エビスコムの電子書籍用入門書「グーテンベルク時代のWordPressノート テーマの作り方(入門編)」
- ブロックの持つ可能性を体感「グーテンベルク時代のWordPressノート テーマの作り方 2」
エビスコム本は私のバイブル
エビスコム本のおかげで、私はサイトをつくるのが好きになりました。
私はこれまでもC言語などのプログラミングを勉強する機会があり、そのときはやっていても全然面白くなかったのですが、HTMLは書いたコードが即座にブラウザに反映されるのが面白くて、プログラミングに対する意識も以前よりはちょっと変わった気がします。
(厳密にHTMLはプログラミング言語ではないんでしょうが…)
そういうのに興味がなくても、おしゃれやデザイン・絵を描いたりするのが好きな人が、CSSをイジってみたりすると意外とハマる人は多いんじゃないかなぁと思うんですけどね。
まだ何も分からないという初心者の皆さんでも、読みやすくて分かりやすいエビスコム本で勉強してみてWebサイトをつくる魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
私もさらにWeb制作のことを勉強したいと思っていますし、今後はJavaScript・PHPにもチャレンジしてみようかなと考えています。
(問題は、JavaScript・PHPのエビスコム本はないということなんだよなぁ…)
おすすめのエビスコム本ロードマップ(旧バージョン)
最初にこの記事を書いた際(2016年10月に記載)のロードマップも残しておきます。
技術書を読むならなるべく新しいモノのほうが良いかと思いますが、これらの本から読み進めても十分理解することができると思います。
最初の一冊 | 次の一冊 | 発展 | ||
---|---|---|---|---|
HTML+CSS | レッスンブック |
デザインブック |
HTML+CSSデザイン |
デザインレシピ |
WordPress | レッスンブック |
デザインブック |
ステップアップブック |
HTML5&CSS3レッスンブック
エビスコム本のことについて書いておきながら、この本のみ私が紹介している中で持っていない一冊となっています。
私が最初にHTMLの勉強をはじめたときは、別の本でやってたんですよね…
ですので、あまり詳しく説明することはできないのですが、本屋で立ち読みしたときは、当時私が分かりにくかったarticleについてなどもしっかりと説明が書かれていたので面白いなぁと思って見ていました。
HTMLとCSSを学ぶ初心者のはじめの一冊には、この本を私はおすすめします。
HTML5&CSS3デザインブック
このデザインブックが、私がはじめて読んだエビスコム本でした。
HTML勉強の2冊目として購入した本なのですが、floatをつかったレスポンシブデザインについて詳しく書かれています。
これまでレスポンシブデザインについて知らなかった私は、衝撃を受けるくらい感動しましたよ。
サンプルでつくったサイトを、ブラウザで表示の大きさを変えて遊んでいました(笑)
HTML5&CSS3レッスンブックを読んだ後の、次の一冊としておすすめかと思います。
6ステップでマスターする「最新標準」HTML+CSSデザイン
[発展]として載せていますが、こちらはFlexboxをを使ったレイアウトでレスポンシブデザインを学ぶことができます。
他にも知らなかったCSSの技術なども載ってあり、とても参考になりました。
HTML5&CSS3デザインブックを読んだあとに見てみると、違いが分かってイイかもしれません。
これからの「標準」を身につける HTML+CSSデザインレシピ
タイトルにデザインレシピとあるように、各パーツ(ボタンやヘッダーなど)のデザイン一覧のレシピや、効率よくサイトを制作できるCSSフレームワーク(Bootstrap/Foundation)の活用の仕方について学ぶことができます。
WordPressレッスンブック
WordPressについて勉強したい(WordPressの使い方というよりは、イチからWordPress(テーマ)をつくりたい)という方におすすめの一冊。
このレッスンブックには、WordPressデザインブックにはないコメント欄の作成や、WordPressのインストール・ローカル環境の準備などが載っています。
WordPressデザインブック
HTML5&CSS3デザインブックのデザインレイアウトを元にWordPressでつくってみようというのがコンセプトになっています。
パンくずリストやページネーション、関連記事・人気記事といった機能をプラグインを使わずに実装する方法も載っています。
WordPressステップアップブック
発売されてから少し期間が経っているのでサンプルサイトの見た目など古くなっている感はありますが、WordPressの中身のデータベースを眺めて理解を深めるという、独自のコンセプトが特徴の本です。
カスタムフィールドや、カスタムタクソノミーについて知りたいという方にもおすすめだと思います。
読み進めていく本の順番
初心者・はじめての方が読み進めていく本の順番としては、まず最初に「HTML5&CSS3レッスンブック」を選んで読んでみて、その後はもっと勉強してみたいことに合わせて、本を選ぶことをおすすめします。
レスポンシブデザインを学びたいなら
最新のCSSテクニックを学びたいなら
CSSフレームワーク(Bootstrap3・Foundation5)を学びたいなら
WordPress(テーマづくり)を学びたいなら
古いWordPress本はあまりおすすめできない
古いWordPress本については、正直あまりどれもおすすめできません。というのも2016年10月時点から刷新されておらず、WordPressのバージョンが5.0になって新たに登場したエディタ「Gutenberg(グーテンベルグ)」に対応していないためです。
いずれGutenbergに対応した書籍が登場すると予測しているので、それまで待つのが良いでしょう。