この記事は、WordPressでつくっているサイトをエビスコムの「WordPressデザインブック」に載っているテーマでつくっている人向けの内容になっております。
関連記事:レスポンシブでテーマ作りならこの本! WordPressデザインブック HTML5&CSS3準拠
私のこのサイトで使っているテーマは、WordPressデザインブックに書かれているソースコードがベースになっています。
そのWordPressデザインブックにはプラグインを使わずに人気記事メニューを作成するやり方が載っており、私のサイトにある人気記事一覧もそのコードを利用していました。
手軽に人気記事メニューを実装できるので便利なのですが、ちょっと不満なところもありました。
WordPressデザインブック人気記事メニューの不満なところ
WordPressデザインブックに載っている、人気記事メニューの不満なところを2つ挙げます。
- 記事一覧からアクセス数を確認できない
- 自分がサイトに訪れた数もカウントされる
記事一覧からアクセス数を確認できない
個々の投稿の編集画面ではもちろんアクセス数を確認することはできるのですが、記事全体のアクセス数や順位を確認することはできません。
カスタムフィールドを使っているので調べれば、投稿一覧のページに表示させるやり方もあるかもしれませんが、手間がかかるので避けたいところ。
自分がサイトに訪れた数もカウントされる
これは人によって不満かどうか差はあるかもしれませんが、自分がサイトに訪れた回数もカウントに含まれてしまうので、正確なアクセス数を確認することができません。
できれば、自分が訪れた回数もカウントするかどうか、設定で変更できるといいですよね。
WP-PostViewsプラグインで不満を解消
人気記事メニューをプラグインを使って実装しようかなぁと思って調べていたら、「WP-PostViews」というプラグインを使えば、上記の不満を解消できるということがわかりました。
WP-PostViews – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
WP-PostViewsは人気記事メニューを作られるというよりは、投稿、固定ページが閲覧された回数を表示できることに特化しており、WordPressデザインブックの人気記事メニューと同じようにカスタムフィールドを用いて行っています。
そこで、アクセス数を記録する部分をプラグインに任せてしまうことで、より便利に扱うことができるようになる!ということなんです。
では、WP-PostViewsプラグインを使って人気記事メニューをつくるやり方について書いていきます。
ソースコードの変更箇所
ソースコードの変更する部分はたったの1箇所。
WP-PostViewsのアクセス数はカスタムフィールドのviewsに保存されるので、get_posts()のmeta_keyのパラメータをpostviewsからviewsに変更するだけです。
そのほかの部分やCSSは何も変更する必要はありません。
これだけで同じように人気記事メニューを表示させることができます。
これで投稿一覧のページからでもアクセス数を確認することができるようになります。
また、表示数の列の見出しをクリックするごとに降順、昇順と変更することができるので、アクセス数の順位も楽に知ることができます。
WP-PostViewsの設定
WP-PostViewsプラグインの設定についても簡単に説明しておきます。
カウントする閲覧元:をゲストにすることで、自分がサイトにアクセスした回数はカウントに含まれなくなります。
BOTによるアクセスをカウントさせないようにすることもできますし、表示設定ではthe_views()をテーマ内のソースコードに含めることで、サイトページ内にもアクセス数を表示させることができます。
これで説明は以上となりますが、プラグインでより便利にサイトを運営、管理することができるので、WordPressデザインブックを使ってサイトをつくっている方は参考にしてみてください。