2017年 今年のV・ファーレン長崎について思うこと

開幕までもう約1週間となり、また新たなシーズンがはじまるということでワクワクしている方もたくさんいらっしゃるでしょうね。
私が応援しているV・ファーレン長崎は、開幕前にいろいろと問題が起こって話題になっているみたいですが、ここではその話にはあまり触れず、2017年の長崎はどうなのかということについて考えてみたこと、思ったことをここに書き連ねていきます。

補強からみえてくる今後の展望

今年も大量補強にて17名もの選手を獲得しましたが、補強には成功していると思われます。実力ある外国籍選手、J2で試合経験・実績のある選手、即戦力大卒選手を獲得し、厳しいJ2のこの舞台でも十分戦えるメンツを揃えることができました。

獲得した選手それぞれの特徴からみても、今シーズンはよりボールを繋いでいくスタイルを築いていくという姿勢を感じられます。
その反面、昨年の主力であった選手が多数抜けてしまっているので、昨年からの積み上げができないというのが痛いところですが…

今シーズンはレンタル選手が少ないというのも特徴に挙げられます。これまでの長崎は、主力となる選手をレンタルでまかなうことが多くありました。ですが、今年のレンタル選手は宮本と増田の二人のみとなっています。

また、昨年に引き続き大卒ルーキーの獲得に加え、長崎初となるユースからの昇格があったりと、即戦力ルーキーのブレイクで一発当てたいという欲&若手選手を育てながら進んでいくという意向も見え隠れしているのではないでしょうか。

目指すは昇格プレーオフ圏内の6位以内

今年の長崎のJ2予想順位を見ていると、あまり前評判は高くないようですが、私はこのメンバー、戦力ならJ1昇格も狙えると思っています。

実は去年もJ1プレーオフ圏内となる6位は十分狙えるだけの戦える力はあったはずと考えていました。
ですが、うまくハマらなかった…これに尽きるでしょうか…
去年はチームの形がうまく見えず、途中でフォーメーションを変えてみたりと試行錯誤の時間が長く続き、それがズルズルと最後までいってしまい、結果にも反映されてしまったように感じます。

今年も失敗すれば15位くらい、成功すれば6位以内、まずまずだとひと桁順位、大失敗でJ3降格、大成功してJ1昇格だってありえるでしょう。
だって、去年は札幌が優勝して、北九州が最下位になってるんですから。誰もこんな予想している人なんていないでしょうし、どんなことだってJ2ならば起こりえる…

これは今年になっても当てはまるはず。要はうまくハマるかどうか…
簡単に一言で片付けてしまっていますが、その一言に尽きるかと思います…

大成功J1昇格
成功6位以内
まずまずひと桁順位
失敗15位くらい
大失敗J3降格

どうなってもおかしくないところがJリーグのこわいところでもあり、おもしろいところでもありますよね…

今年に懸ける想いは強い

この前のニュース記事を見ていると、「J2で戦える戦力を維持しつつ、クラブ存続のための努力をしていく」ということもあり、今後は補強がうまくできないようになる可能性もあります。
その分、今年に懸ける想いは強いはずです。高木監督が今年も長崎で指揮を執ったのには、クラブの問題を抱えていることを知りながらも、こういう覚悟があったからかもしれませんし…

今季で就任5年目となり、高木長崎の集大成のシーズンになるのではとも予想されます。
ここを逃すと、監督も変わったりなんかして、またイチから立て直す必要性だって出てくることもあるでしょう…
だからこそ、ここで結果を残したい…身の丈以上とか言われても、上を目指したいという気持ちは身の丈以上でもいいじゃないですか。
結果を残せればスポンサーだって付いてくるかもしれないし、ファンだって付いてくるはずです。
一番効果てきめんなのはJ1昇格でしょうからね…

このピンチをチャンスに変えられるか

密かに期待しているのは、この問題が勃発したことにより、選手が奮起して成績によい影響を与えるのではないかということです…
まぁ、新戦力選手が多くてあまり影響はないかとも考えられるので、その分期待したいのは既存選手の活躍。

これでチームに火が付けばラッキーともなりえるんでしょうけど、チームが崩壊してバラバラになるという可能性も秘めている、バクダンのような大きな問題…

新クラブハウスの建設や地元出身選手の獲得、ユース選手の昇格など、これからのクラブの礎となるはずのモノを築いていっており、むしろV・ファーレン長崎はこれからだという希望や、ここから始まる新たな展開、ストーリーにワクワク、期待を抱く自分も若干いたりと、楽しんでいる感もあったりなんかして…複雑な心持ちです。

これから歩んでいくクラブの航海にはこういう荒波や強風はつきもの、というか冒険にはこんな困難があったほうがおもしろいでしょ、と思っておきましょ
クラブの歴史にこんな困難や難題があったんだということ、こうやって乗り越えてきたんだよということを、後から笑って話したり、見られるような日が来ることを願います。